スーパーの店先で1回のボトル代だけで無料で貰える純水とミネラルウォーターの違い

軟水と硬水について

 

 

水には硬度で軟水と硬水という区分があることは誰もが知っていたと思いますが、もう少し詳しくその特性について話してみます。

 

まず軟水についてですが、これは水中のカルシウムやマグネシウムのイオン含有量が少ないということで、工業用水に適しているとされています。もちろん飲用や炊飯等にも適しており、日本の基準では、カルシウムとマグネシウムの量がリットルで177mg以下の水(硬度では178)を軟水としています。実際の日本の水道水は硬度80前後なのでかなりの軟水となっています。

 

硬水の性質はこの逆ということで、飲用には一般的に適さないとされていて、実際に飲用すると下痢などを起こすことがあるとの噂もありました。日本では硬水は殆どの地域で該当していませんから、日本の水道水の恵まれた環境なら、本来は購入する必要は無いともいえます。

 

それでも前述のような背景からミネラルウォーターが売れているのですが、軟水ならお茶などの風味を損なわず、ご飯もおいしく炊けるといいます。ただし、ミネラルの量は軟水では少ないので、水からミネラルを多く摂取しようとしたら硬水の方がいいことになります。

 

これで少しわかってきたと思いますが、水はその意味を理解した上での使い分けがポイントとなっているのです。硬度の非常に高いコントレックスをわざわざ指名買いする人も多いようです。これは正式にはContrexと書くフランスのコントレックス村で採れるミネラルウォーター(湧き水)のことで、硬度が1468と極めて高いこと以外にも、カルシウムやマグネシウムの含有量が多く、サルフェートも約1100~1200mg/Lを含有していることが特徴となっているからです。以後はこうした硬水の効果などについてお話しすることにしましょう。